いすみ市・86人のいすみ女性たちで運営するFBページ「isumie」とは。

こんにちは。船橋市でタウン誌やインターネットニュースなどのローカルニュースを編集する仕事をしているやまけんです。

船橋市地方卸売市場の中で市場カフェというカフェ兼コミュニティスペースを運営したことをきっかけに、地域の場作りに興味を持ち、キッチンカーに乗って県内各所でイベントに参加。多くの街づくりの人たちに出会った記録を残していきます。

今回は、いすみ市の女性たちが立ち上げた「isumie」についてお話を伺ってきました。

「isumie」は、2016年に数人のいすみ在住女性たちが管理者として立ち上げたというFacebookの公式ページ。現在管理者となっているのは86人のいすみ女性だという。

isumie(イスミエ)Facebookページ

(2) isumie | Facebook

千葉県いすみ市の情報を発信する目的で開設され、「人が見えるFBページとして立ち上がった」そうです。
近年、多くの移住者を受け入れているいすみ市。ネイティブのいすみ市民も、いすみに移住してきた女性起業家も、近隣市町村の住民たち男性も含め1437人(令和3年4月10日時点)が「いいね!」を押し、いすみ市のライフスタイル情報を受け取っている。

発信されている内容はいすみ市での生活に関するもので多岐にわたる。4月3日には「isumiぐるぐるお花見市」の情報が拡散されているが、市内の神社「天神社」で花見時期に行われるミニマルシェの開催情報だ。また、「いすみローカル起業フォーラム」や、訪問相談員とつながれる「お茶会」の案内などのイベント情報とコミュニティ作りから福祉まで幅広い分野の情報が発信されている。

そのほかに、それぞれが行っている活動や事業の紹介なども定期的に配信されている様子でいすみを訪れる前にチェックしておきたいFacebookページだ。

isumieを立ち上げた発起人、内野美佐さん

isumieの発起人で、isumie NO.1の内野さんは障がい福祉事業所に勤務する傍ら、様々な地域活動に積極的に関わている。僕が知っている代表的なものは、外房を自転車で訪れた際に拠点となるカフェやレストランなどの「場」にサイクルラックを設置する活動「外房サイクルサポーターズ」だ。

約80店舗を超える店などが参画、店頭にサイクルラックを設置しエイドステーションとして登録することで、サイクリストが利用しやすいように環境整備をしている。この外房サイクルサポーターズという活動を知って、内野さんに会いに来たのが数年前になります。その後、彼女の様々な活動をお会いするたびに聞かせて頂き現在に至ります。

外房サイクルサポーターズHP

https://www.sotobo-cycle.com/

公式ホームページには、GoogleMAPを活用した加盟店リストが掲示されており、スマホと連動させることで加盟店検索が便利になり活用の幅が広がる。

外房サイクルサポーターズ Facebookページ

https://www.facebook.com/sotobocyclesupporters/

そんな内野さんが最近テーマにしているのが「ウェルビーイング」だという。

ウェルビーイング Wikipedia

ウェルビーイング – Wikipedia

これまでの画一的な「健康」の枠を超えて、身体的・精神的にも社会的にも相互に関わる事で達成感や充実感が満たされる社会を指すそうだが、内野さんが関わる領域では「スポーツ」や「食」、「いすみワーケーション」などを通じた活動を広げていこうと、考えているのだとか。

「スポーツ」では、サイクリストたちと連携し効率よく痩せる「自転車」についての発信を強め、「食」分野に関しては、豊富な農水産物がとれるいすみ市ならではの生産者との連携や、食べ方の勉強などを発信していきたいという考えがあるという。

特に「食べ方」の部分では、「何を食べるのか」よりもむしろ、「何を考えて食べているのか」や「誰と食べるのか」などに焦点をあてていくのだという。その為に以前に取得した「ヒーリングフード協会」インストラクターの肩書を活用していこうと考えているのだとか。

菜花農業「みん菜にやさしい畑」とは。

そうした活動のベースになっているのが、自家製チーズや濃厚な牛乳で知られる「高秀牧場」から譲り受けて取り組んでいる菜花農業「みん菜にやさしい畑」の活動だという。

みん菜にやさしい畑公式HP

みん菜にやさしい畑 (minnahatake.com)

みん菜にやさしい畑では、農地を舞台に、農業×福祉、生きがい、多様な人に活躍の場を提供することで、地域課題の解決や、企業と一次産業を繋ぐような企業研修の場を提供しているという。

この活動を通じて、国内の大手企業に勤務するビジネスマンと交流する機会が増えたという。彼らと接することで「働き方」や、「仕事に対する考え方」などの見識が広がったと、内野さんは話す。

農業指導には地域のお婆ちゃんたちがやってきてくれる

課題解決のために仕事を選んでいるビジネスマン・ウーマンたちは組織を活用するためにあえて組織に所属し、時に組織を利用して自分たちの実現したい社会に向かっていくという。組織で効率よく働き、安定した収入を得る一方で副業的に社会課題を解決する法人を設立・運営したり、ボランティア活動に時間をかける。

「みん菜にやさしい畑」の活動に積極参加してくれるのはこうした層の人たちなのだという。

内野さん
「これからの社会はお金を稼ぐために時間を使うのではなく、社会の為に時間を使っていく人が増えてくるのだと思う」

みん菜にやさしい畑では、それぞれの人に役割がある。

障がいを持った人が農業指導に来てくれているおばちゃんの荷物をもって「ありがとう、重たいのにすごいねぇ」と声を掛けられた事で、先を争うようにして作業をするようになったという。内野さんやスタッフが驚くくらいに様々なことにチャレンジし、どんどん仕事ができるようになっていくのだという。

役割を与えられたことで自発的に農業に参加していく。これまで「できないだろう」と勝手に決めつけてしまっていたことで制限されていた能力が自発的に開花していったのだ。

内野さん
「農業は作業を細分化することですべての人が役割を見つけられる。ほめられる事で動く原動力が生まれる」

と、農業の持つ無限の可能性を感じるのだろいう。一方で、農業の収益率の低さにも気が付いた。

内野さん
「私たちは福祉の作業所として運営しているから利益を出すことができているけど…多くの人に参加してもらって人件費を払ってこの作業量を回していくのはとても大変」

と、新しい課題に直面している。

恐らく…
内野さんの見つけた課題に対しての回答は「食」に対する付加価値が解決していくのだと思う。農業を「作業」ではなく「体験」に変え、食事することを「学び」に変えていく。

「食」や「健康」に対してみんなの意識が変われば内野さんの考える「ウェルビーイング」を実現させるのにこのいすみ市はピッタリな場所なのだろうと感じた。


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