10/13(土)ちば起業家交流会in千葉に参加してきました
千葉県の肝いりで始めた起業家交流会、さて内容は??
今年は、9月26日の香取、30日の安房、10月11日の市川・船橋・浦安、今回の千葉、18日の八街と県内5カ所で行われる「ちば起業家交流会」。千葉県が主催に立って、実施主体はちば起業家応援事業実行委員会。
前回の香取市の交流会には参加したけど、プレゼンには間に合わなかったので今回は「企業勉強会」から参加。講師はジェトロ・アジア研究所の木村公一朗さん。講演は「企業を通じたイノベーションが盛んな中国のエコシステムとは?」。テーマはとても興味深かったのですが、前日の仕事が遅くまでだったからなのか、残念ながらあまり内容が頭に入ってこなかった。
勉強会のあとに、アイスブレイクとしてアフリカンダンスの迫力ある演奏というか演舞を挟み、起業家5人のプレゼンテーションがあった。
今回、僕がこの会に参加したのは、「一人隙間産業」の主婦プーミンさんからの紹介と、もう一つの理由が以前に船橋の女性活動家及川恵さんに紹介してもらった「SAKE BASE」のプレゼンがあると聞いたから。
千葉の会では起業家として登壇したのは女性ばかり。(最近、女性起業がもてはやされているからというのもあるのかも)。黒一点のSAKE BASE宍戸くんはめちゃめちゃ緊張した様子だったけど無事に5分間のプレゼンをやり通し、見事優勝した。
さて、「SAKE BASE」。僕が一押しするのは何でなのか。
一番は若さ。まだ、20才とか21才なんですよ。千葉工業大学を中退して「日本酒を広める」とか「日本酒文化を変える」という目標に向かって、不器用ながらに一生懸命突き進む姿におじさんは心を打たれます。
大学を中退して事業を始めるというのは、彼らの年代ではなかなかできない事。それくらい背水の陣を敷いて臨んでいるというのは、覚悟を感じられてとても好感が持てます。若いので万が一失敗してもやり直しがきくし、実は「失敗」ってものすごい力になるんです。
あとは、若さゆえに今のシステムとか、ネット環境ありきのビジネスをやっている点。
で、伝統的な日本酒という分野に切り込んで、ネット苦手な世代とアナログなコミュニケーションを取りながら、「日本酒」を若い世代に広めていくんですけど、この手法も「角打ち」という古くからあるスタイルをとっているのが良いんですよね。
人間って、ネット社会になってコミュニケーションが希薄になったとかいう反面で、コミュニケーションを求めて「朝活」とか「オフ会」とか「交流会」とかわざわざ人と会う機会を作るじゃないですか。
日本酒を赤ちょうちんに飲みに行くのはまだためらわれるけど、若い人女性たちが多い「角打ち」(彼らの企画では「日本酒パーク」という名前)なら違和感なく学べるというのは今の人たちに入りやすいですよね。
彼らの素敵な所は、酒蔵に直接訪問して蔵元の人たちとコミュニケーション取るだけでなく、その地域の史跡旧跡とか観光地に行ったり、お土産を手にしたりと地域にも興味を持っているのが良い感覚なんですよね。
今回の千葉起業家交流会in千葉での優勝で広く道が開かれることになるだろう彼らですが、西千葉に酒屋を作って、ゆくゆくは蔵元も作ってみたいとのこと。もともと、2人で始めたこの事業も今は4人になりますます発展している様子。
先がとっても楽しみな若者たちです。
企業名:SAKE BASE
ブログ:https://profile.ameba.jp/ameba/sakebase
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