新型コロナで心配される「医療崩壊」ってどういうこと!?

医療崩壊ってどういうこと!?

こんにちは。船橋市場で市場カフェを経営。その2階でタウン誌「ふなばし再発見‼︎マガジンMyFuna」、ネットニュース「MyFunaねっと」「船橋経済新聞」を編集しているやまさきです。

今回は、新型コロナウイルス感染症による「医療崩壊」が心配されている件について書かせていただきたいと思います。

「医療崩壊」ってもともとは、1990年代に医療費削減を背景に、勤務医の就労環境悪化などによる医療者の士気低下、病院経営の悪化などを受けて継続的に医療を提供できなくなる状態におちいる事を指すそうです。

いま、船橋で起きそうだと心配されている医療崩壊の原因は、言わずと知れた「新型コロナウイルス感染症」。

予め、断っておきますが、これはあくまで僕が現段階(2020年3月31日時点)までに取材してきた内容と、いま起きていることに対してのいろんな方面からの知識から書いているものなので、あとで新しい知識とか出てきたときに話が全く違う展開になるかもしれないとご了承下さい。シェアしていただく場合は、その辺りをよく読んでからシェアお願いします。

まず、これまでの日本の医療業界では「医療費削減」の名のもとに「ベッド数削減」が行われてきていました。

さらに、医療ポイントの算出基準に関わることだと思うのですが…「空きベッド数をなるべく100%に近い形で埋める」ように病院は経営されています。

一見、効率の良い医療提供がされているように見えますが、今回のように…ひとたび想定していない問題が起きると100%に近い状態で回している病院のベッドはすぐに溢れてしまいます。

そして、今回の新型コロナウイルス感染症は、感染症法に基づく指定感染症に指定されており、検疫法の検疫感染症に指定されています。添付の図のように、すでに届出の義務と即時入院させて適切な医療を公費提供することが決まっています。

内閣官房HPより

最初の頃に「PCR検査を全員すべきだ!」ってTwitterとかFacebookなんかで騒いでいる人たちがいたと思うのですが…

あのタイミングで万が一全員検査したらその時点でベッドは満床になっていた可能性があるんだと思います。まぁ、最初のタイミングでは「PCR検査キット」が行き渡らなかったのもあったのですけど。

検査→陽性→届出→入院→数日入院続く…というパターンが決まってしまっている以上、「感染していることに気づかない」ものから、「軽症」程度で済む若者と、「かかったら重篤化」することの方が多い高齢者では、どちらの命が重要視されると思いますか?

おそらくですが、トリアージって概念から言ったら、「助けられる可能性のある高齢者」と、「よほど運が悪く無いなら死ぬことはないだろうって若者」(たぶん、健康体の若者が死んでしまった例はそんなになかったと思います…)は、「すでに死んでしまっている」とか「もう助からない」って事でなかったら死ぬ可能性の高い高齢者の方に優先的に医療資源を使うはずなのです。

そうすると、自分が病院経営者とか医師だったら若い人が症状を訴えかけてきたとしても「なるべく検査をしない」って方向をとるんではないかと思うんです。(感染症なので、あくまでも緊急事態的な措置としてですが…)

これからのタイミングだと…新型コロナにかかった時点で、若い人(40歳以下)はあまり気付かずに出回る→いろんな人が罹患する→体の中に抗体をつくる→ウイルスと人間社会が共生ってのが妥当なのかなと。

そのうちどこかの国でワクチンが完成して基礎疾患のある人も治せるようになる。ってパターンがこれまでのインフルエンザとかと同じ流れなのかなと。基本的にはそんなに致死率高くないはずなのですよね…

しかし…

ここで高齢者が問題なんです。呼吸器系の疾患を持っている高齢者は、かかったらかなりの確率で症状がひどくなり、下手したらすぐに亡くなってしまいます(志村けんさんのように)。

いま、いろんな「自粛」を要請している背景に、若い人が新型コロナを広げていく→高齢者が気付かずにかかってしまうかも知れない。

という流れを恐れているのがあるんだと思います。

身内同士だからってカラオケに行く若い人多いです…

ここからは、僕が勝手に言っている事なのですが…

働く世代に「自粛要請」するなら、「休業補償」(一律の給付でも可)とかしないと、経営者も、稼がないと生活できない若い人たちも働いてしまうと思います。収入のあてがないのに、お金だけ出ていっても不安で仕方がないからです。

海老川のように桜のきれいな場所を散歩されてます

もし、「自粛要請」するのであれば、いま高齢者の人たちがリュック背負ってカメラ持ってお花の写真撮って散歩している事を…ドラッグストアーに朝から並んで買い物するのを自粛させないと…そういう高齢者の方々が罹患してしまいます。

僕は実家の父母には家から出ないように言っています。僕たち家族も会いません。買い物するのは、僕たち家族が行くから家から出るなって念押ししています。僕の父は、呼吸器系の疾患持っているので肺炎になるのは命に関わるからです。

お願いだから…高齢者の人は軽々しく家から出ないでほしいです。自分に基礎疾患があることがわかっている人はなおさら出ないでほしい。

医療とか福祉資源を使うためには現役世代がいなきゃ

働く世代が自粛することを頑張っているけど、これが長引けば長引くほど…お店や会社が潰れていきます。自己責任だっていう方もいますが、社会全体でコロナ後の少しでも早く経済を立て直していかないとならないときに、力のある経営者だけ残っていてもダメんなんです。たくさんの事業者が少しずついつも以上に力を出していかないと…

そうしないと…コロナの後に、地域で高齢者を見守る地域の目も、高齢者が医療資源や福祉資源を使うためのお金も捻出できない社会がやってきてしまうから。

読んでくれているのは、僕たち世代の方々が多いのだと思います。

お願いだから…50代以上(40才前までの人で健康体の人が亡くなってる例が少ないため)の方、基礎疾患をお持ちの方はコロナが少しでも早く落ち着くまで自宅待機していて欲しいです。学校に行かなくていい若い子たちは暇で暇で仕方がないのだから外に出ちゃいます。

 


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