千葉県を襲った台風15号被災後にやってくる物資の山とボランティアの大群

9/13(金)台風15号の被害、支援物資の山とボランティアの大群

東日本大震災の時にも見たような気がする光景

こんにちは。船橋市地方卸売市場内で交流スペース兼カフェの市場カフェを経営しながらその2階で地域のタウン誌「ふなばし再発見!!マガジンMyFuna」とインターネットニュース「MyFunaねっと」「船橋経済新聞」「Yahoo!ニュース」を編集するやまさきです。

今回は、前回・前々回に引き続いて台風15号の事について書かせていただきます。

今回のテーマは、被災後の支援物資の山と週末に大量に押し寄せてくるボランティアの大群について。

災害支援の初動ってすごく大切です。

台風15号190913_0119-52

一番の混乱時期に最優先するのは「命」。

次に生活のインフラを守るため「水」や「食料」、今回の場合では車が無事な方が多かったので「ガソリン」なんかも必要でした。その次に安否の確認をする為の「通信」かな。

東日本大震災の時よりもSNSが普及したため、比較的多くの人が早期に連絡をつけることができたため、不足しているものを直接発信し、混乱が少なかったように思われます。今回の例でいえば早い人は台風の通過した9日の午後には支援物資を受け取る事が出来ました。

10日には、大手企業や行政から水や食料が届くようになり、早い自治体では支援物資の受け入れ窓口を開設、困っている人の手元にどんどん配布する流れができていきます。このタイミングでは、水と当面の食料が必要でした。

11日頃には、とりあえず生きていくのに必要な食糧や水は手に入れることができる状況になっていました。追加の食料を手に入れるためにガソリンが必要になるのですが、スタンドのガソリンが枯渇。給油制限などでさらに混乱しました。

12日になると、SNSや報道をみた一般の人からの支援物資が全国から集まるようになってきました。この時点では、ガソリンや保存できる食糧、水、家庭で保存しているはずだけどコンビニに買いに行けば手に入る日用品(生理用品、紙おむつ、粉ミルク)などが不足していたはずです。ガソリンスタンドはまだ混雑していましたがタンクローリーはスタンドに給油してくれているのでガソリンは徐々に充足していきました。

12日午後には、遅れてきた支援物資が大量に到着。この時点では、ガソリンスタンドはすでに混雑が解消されています。13日になると支援物資が余るようになると思います。金曜日なので有給休暇を取った人がボランティアに来ているかも知れません。

14日になってもこれまで以上にたくさんの支援物資が届くのではないでしょうか?ボランティアの人も週末なので高速道路を飛ばして駆けつけるかもしれません。

大手のメディアが南房総市に注目して報道を始めたのが10日の夜頃。11日になると悲惨な状況の写真をSNSで拾ってきて「こんなに悲惨な状況で未曽有の被害」とか報道していました。コンビニの空になった生鮮品の棚を撮影して「住民は困っています」と報道します。スナック菓子やおつまみ、カップ麺は普通に並んでいるにもかかわらず…

12日に、僕が館山市のイオンタウン駐車場で「生鮮食品コーナーでは今日からお弁当が並びました」という投稿をフェイスブックにしていた頃には、テレビで「食料を配布するっていうけど足りないじゃない」とか、「ブルーシートがないと雨漏りして家に居られない」とか「ガソリンを給油するのに100台待った」とかの報道がまだされていました。

これは、あくまで前日までの体験を、取材受けた人が話している事で昨日の状況です。リアルタイムではありません。

これに、南房総市の電柱の件(すでに撤去されているにも関わらず…)や困っている人を見つけ出して報道する視聴率とりたい、話題重視の追っかけワイドショーみたいな報道が熱を帯びてきます。

これを真に受けた人は「何かやってあげなきゃ!」「週末デートの予定をキャンセルしてボランティアに行ってこよう!」と計画を練りはじめます。アマゾンで防災グッズを購入して宛先を市役所や社会福祉協議会あてに送ってしまったり、みんなから集めた支援グッズ(ちょっと前に必要だったものとか)を車に積み込んで、金曜日に有給休暇を取って
「週末には車中泊してボランティアで被災した人の為に頑張ろう」と車を走らせます。

初めて被災する田舎の市役所では大量に送られてくる支援グッズを仕分けする事が追い付かず、やってくるボランティアの人に仕事を割り振ったりすることができないです。当然、市役所の方ではボランティアを受け入れ拒否するのではないでしょうか??

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実際、各市のHPをみるとボランティアは近隣の人に限るとか、事前に登録してもらうとかの対応が多く、ボランティアの募集をしていないという自治体の方が多いです。

また、市役所の人たちは基本的に善人なので、無料で手伝いに来てくれる人に「お茶くらい出さないと」とか「寝る場所の確保ができない」とか色々と悩むはずです。

館山市や鴨川市のはずれの方も電気が復旧したそうですが、南房総市は今の時点(2019年9月13日18時頃)ではまだ電気が全面復旧していないはずです。自動販売機も使えないし、トイレも流れないでしょう。お弁当も館山市まで行かないと購入できないです。

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たぶん、市役所の方が対応でいずにいると「せっかく来たのに、俺たちは何したら良いんだよ」とか「さっきからずっと待っているんだよ」とかイライラする方も出てくると思います。

もしかしたら、仕分けが間に合わない前日の支援物資に目が行くかもしれません。「全国から送られてきた善意の人たちの支援物資をないがしろにしている」と感じてツイッターで拡散するかも知れません…

そういうのって、マスコミの人たちは大好きなので、いままで「かわいそうな被災地の方々」「暑さに耐えて、30分の道のりを給水所まで徒歩で」とか報道していたのに、市の人の対応が間に合わないことの方がニュースバリューが大きくなったら、手のひらを返した報道をするかもしれません。

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東日本大震災の時にも見てきたし、現場で直面したけど…

「被災地入りしたい。役に立ちたい」のであれば、
「だれに何を送るのか?どこに送るのか?」
「いつまでにいくつ必要なのか?」

他の人からも送られてくる可能性なども考慮して支援物資を送らないと、報道を見た人が全国から支援物資を送ってくれるので、ストップしてもどんどん送られてくる状況になるかも知れないです。くれぐれも、現地の方に直接確認して受け入れ先のニーズを把握する事をお勧めします。

ボランティアの場合も、ボランティアセンターが立ち上がっていない場合は、SNSなどで直接支援先と連絡を取って「何をしに行くのか」はっきりさせた方が良いと思います。

万が一、ボランティアを受け入れしてくれる場所が見つかったのだったら、宿泊するのであればその宿泊先を確保して、最低限自分の食事や水分は確保して持っていきましょう。もしかしたら、トイレが使えないかも知れないので携帯用のトイレを持っていきましょう。

車は、一人1台ではなくみんなで同乗してシェアして台数を極力少なくしましょう。復旧のための工事車両とか、親戚に会いにやっと週末だけ時間がとれた家族が少しでも早く家族の無事を直接確認できるように渋滞を減らすようにしましょう。

せっかくの好意をお互いが感謝に変えられるために押し付けのボランティアは控えませんか??

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