シャッター商店街の活性化策、シャッターアートやってみた。

4/30(火)シャッター商店街の活性化策、シャッターアートやってみた

閉まったままのシャッター、開かないならそのまま活用しちゃえばいいや!

船橋市地方卸売市場内にあるカフェスペース兼、交流スペースの市場カフェを経営する2階で地域情報誌の「ふなばし再発見!!マガジンMyFuna」「MyFunaねっと」「船橋経済新聞」を編集している山﨑です。

編集の仕事をしている中でオウンドメディアの運営を依頼されることも増えてきて、三咲霊園さんと一緒に「三咲エリアニュース」、法華経寺の参道にある中山商店会のHP「中山かわら版」などの狭域メディアも運営しています。

商店会を回っていると、様々な理由でシャッターが閉まったままになっている商店会に出会います。中山商店会も総武線の駅から徒歩5分以内にシャッターが閉まったままの店舗を多数見つけることができます。

こうした商店会のシャッターがあかない理由は、

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「2階に住んでいるので1階で早朝から店を開けられたり、準備などで物音がすると今まで静かに生活してきたのをかき乱される」とか、

「いままで散々いろんな方法で借り手を募集してきたけど、前々借り手が見つからなかった。いつまでもテナント募集を出しっぱなしにしておくと人気のない店だと思われる」とか、

「家賃の相場と借りての言ってくる値段が合わない。こんなに駅近くの好立地なのだからそれなりの家賃を払ってもらわないと…」とか、

「どこの馬の骨かわからない人に借りられて、出るときに倒産でもされたら目も当てられない。大手のしっかりした企業に借りてもらわないと困る」とか…※どこか特定の商店街の話ってわけではありません。至る所で同じ話になっています。

一つ一つを紐解いていくと勘違いのことが多かったり、固定概念に縛られている事で「損しているなぁ」という事例も多くみられます。でも、ほとんどの不動産オーナーさんは話を聞いてくれないんですよね…

駅近くの商店街って昔は(何十年も前の事なんですけどね…)黙っていても人が溢れかえるくらいに栄えていたから、その時のイメージで話をするのもわかるんですけどね。

一人一人と話をしてみて説得したり、相談したりしてみたんですけど、すぐに若い人に貸してくれそうなテナントってなかなか見つからないんです。

そこで考えたのが「シャッターアート」。

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閉まったまんまのシャッターをそのまま使わせてもらって「インスタ映えスポット」にすることができないかな?とか、新しい観光のプチ名所にならないかな?とか考えたんです。

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以前に書かせていただいた「おじさん珈琲」とセットにする事で軒先を借りて新しい「場」を作ることもできるだろうし、その背景が「インスタ映え」するシャッターだったら話題になるかもしれないですよね?

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そんなことを考えて、雪の降る2月に実施したのがシャッターアート企画だったんです。

企画自体は、FACEBOOKで参加者を募集して実施。雪の降る中、小学生から大学生、80代の方まで参加して盛り上がりました。

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壁画アートなどを手掛けるデザイナーの古原さんに全体のコーディネートを依頼して参加者らが思い思いに絵を描いた。2日間にわたっての作業だったけど、1日目に思い思いに描かれたイラストは、2日目に古原さんの仕切りで無事「市場カフェ」の看板として機能するものになりました。

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シャッターを使った企画って、なにも商店街だけでなく、市場も同じ。商店街も市場も営業時間外や定休日になったらシャッターは殺風景な感じになります。

シャッターアートの活用で夜になった方が人が集まる商店街を作ることも可能になるかも!?

そんな事を考えながら「シャッターアート」企画のチームを呼んでくれる地域を待っています。古原さんの方ではすでに数十名のデザイナーやイラストレーターといったアーティストを集めてくれています。

商店街の方で材料費を持っていただけるんだったら、上記の写真のような雰囲気で夜通しワークショップを実施、夜中になったら街に繰り出して飲食店で乾杯しながら盛り上がれるんだけどなぁ…

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シャッターを開けさせるために奔走するのも街づくり、シャッターが閉まったままでも活用できるのも街づくり。シャッターが閉まったまんまでもそれを有効活用して生まれる空間や場も街づくり。シャッターを書いている間に芽生える友情もやはり街づくりなんだと思うんです。

大切なのは、いかにシャッターの事をみんなで考えるか。我がこととして取り組める仲間を集められるか、巻き込めるかなんだと思います。


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