3/31(日)主婦と高齢者が働きやすい環境が整えば地域経済はもっと回る!
こんにちは。船橋市地方卸売市場内で交流スペース兼シェアスペース「市場カフェ」、2階でフリーペーパーのタウン誌「ふなばし再発見!!マガジンMyFuna」を編集・発行、インターネットニュース「MyFunaねっと」「船橋経済新聞」「Yahoo!ニュース」を配信しているやまさきです。
最近は、中山商店会で「中山かわら版」って商店会のニュースサイトや、「三咲エリアニュース」って三咲霊園さんの依頼を受けて地域のニュースサイトなんかも運営しています。そのほか、イオンタウン新船橋2階では、「もぐもぐマルシェ」というキッチンカーとか屋台の常設出店できるスペースに手作り作家のママさんたちが出店できるマルシェを開設したり、ホームセンターのケーヨーさんと「イイテフェス」を立ち上げたりしています。
そうそう、住宅展示場さんのスペースの有効活用や、会社員の人の就業後の副業支援で「おじさん珈琲」なども企画、最近はシェアキッチンやコワーキングスペース、シェアオフィスなどを通じたインキュベーションにも興味があります。
で、今回かかせていただくのは主婦と高齢者が働きやすい環境について。
主婦と高齢者に僕がこだわって仕事をしているのは以前にも書かせて頂きました。まいふなを創業した10年前には、平日昼間に地域を歩いているのは、「仕事をリタイヤした高齢者」と、「子どもがまだ小さくて就職できない主婦」が主流でした。
もちろん、平日昼間の子育てママのそばには子どもも一緒にいるけど、まだそのころは子どもにYouTubeを見せるって文化がなかったので「ユーチューバー」って仕事もなかったんですよね。
今だったら、子どもが動画を見ているのも立派に経済効果になるので、主婦と高齢者だけでなく、子どもも巻き込んだビジネスを考えるのかもですね。
ところで、主婦が働けない理由ってなんでしょうか?
子どもを預ける先がない。
これ、大きいですよね。子どもが生まれると女性の多くは妊娠のタイミングで仕事を辞める事になります。子どもが生まれていざ保育園見つけようと思うと職場が決まっていないと後回しにされちゃんですよ。ご存知でしたか?
やめなくっても正社員からパートとかの仕事に切り替える人も多いです。産休取りにくいし、取らせにくい仕組みですよね。今の職場環境って…在宅勤務に対してまだ雇用側の猜疑心あって容認できない会社多いでしょうし。
かといって、都内への通勤地獄を妊婦さんは耐えられないでしょうし…そうしたら、妊婦さんでも大丈夫なパートの仕事するか、旦那さんがそれなりの給料もらっていたら自宅で家事をしながら夫の帰りを待つとか。
僕の家庭でもそうでした。仕事を退職して、パートの勤務になって、出産したら子育てに専念して…結果、給料は夫頼みになります。でも、夫の給料が大したことなかった(僕の事です)ので生活は困窮します。
必然的に喧嘩も多くなるし、なにより僕が忘れられないのが生活費を奥さんに渡す時に言われた言葉なんです。
「いつもすみません」
いや、二人で分担して家事と生活費を得る仕事とをやっているのが家庭なのに、お小遣いすら渡せない僕の甲斐性なしが言わせている言葉なんだなぁ…と悲しくなりました。当時、奥さんは化粧品も自分の少ない貯金とかの中から買っていました。お義母さんにもらったお小遣いの中から高校生が買うような化粧品を買っていました。
本当に申し訳ない気持ちでいっぱいです。でも、僕自身弱い人間なので解消の甲斐性のなさを責められているような気持ちになって、喧嘩する事も多かったです。本当に情けない人間です。
そうした経験から、「主婦が自分の空いた時間、隙間時間にやれる仕事で月に2~3万円程度、必要に応じて5~10万円くらいの収入を得られる仕事を作ろう」というのがまいふな編集部を立ち上げたときに考えていた事なんです。
その結果、まいふな編集部では未経験の主婦が市民ライターとしてスタートできるような仕組み作りを整えてきました。まだまだ未熟ではありますが、だんだんスタッフも意図がわかってきてくれて整備が進んでいます。
「編集者」にステップアップできる仕組みも整ってきています。収入も、隙間時間で10万~20万円というのが視野に入ってきました。
同じく、平日昼間に時間の取れる高齢者。
この方々は、年金という安定収入があります。でも、「孫におもちゃを買ってやりたい」「息子に少しで良いから仕送りしてやりたい」ってニーズもあります。こちらも月に2~5万円の収入が確保出来たら達成できるものですよね。
こうした方々を対象に地域のニュースを拾ってもらい、編集して、配信するという仕組みが「MyFuna」なんです。地域のニュースをみんなで共有する事で地域の課題がわかってきますよね。それを解決する為に、僕が個人で経営している「株式会社フィット」という会社があります。
この会社では、新卒で入社した自動車学校の経営コンサルという経験、独立前にやっていた求人情報誌の営業という経験を活かして「コンサル」「イベント」「企画」などをやっています。また、「MyFuna」の編集経験を活かして「デザイン」とか「編集」の仕事も業務領域内にあります。
最近は、取材で得たノウハウと人脈で仕事を頂けるようになりました。どれも、僕がやりやすいけど、他の人にとってはやりにくい仕事みたいです。そんなわけで、僕は毎日楽しみながら仕事しています。
人と人とをつないだり、人のモチベーションを測って、興味のありそうな人との接点を作ってみたり…取材を通じて色んな人に会えるのでこの仕事のやり方はものすごく性に合っています。好奇心が旺盛で飽きっぽいのでとっても向いているんだともいます。
この仕事の仕組みを使って、高齢者の方や主婦の方を人とつないでいったり、経験したことのない分野に飛び込ませてみたり…みなさん、最初は驚かれていましたが、「山﨑さんに背中を押してもらったことでチャレンジしてみて本当に良かった」とか「無理しない程度でいいですよって言ってくれるから気軽に参加出来た」って言ってもらえるようになりました。
みなさんも、まいふなの編集部で市民ライターとして活躍してみませんか??たくさんの人と会えるきっかけを持てますよ~。取材した先で自分が興味を持っていることをやっている仲間を作ってみませんか??こうやって積極的に地域に主婦や高齢者を送り込む事でみんな段々と「自分事」として地域の事を考えるようになります。この「自分事」ってのがすごく大切なんだと思います。これに関してはまた別の機会に…
色んな活動に参加するようになります。主婦や高齢者が活躍する場を作る事で小さな経済が生まれます。みんな、どこかに行く用事が増えます。
日本人は、仲間に新しいメンバーが増えると「歓迎会」をやりますよね。この歓迎会をまいふなで取材したお店、まいふなでみたお店でやってくれたら地域経済が活性化します。
小さな宴会を一つでも二つでも増やしていく事で目に見える範囲の友人が増えるとともに、行き場のない人が減り、お店が潤うんです。いい仕組みだと思いませんか??
こういう仕組みをMyFuna編集部では、サポーターという会員さんの会費で賄っています。貧乏な会社ですけど、人脈が広がり、人と人とのネットワークを築きやすいのはこういった理由からなんです。こういう仕組みを作るために10年前に地域情報誌を作ることを計画しました。
※写真に関してはイメージです。僕の友人のみなさん、「この場面で使うな~!!」って写真があったらメッセージ下さ~い。